試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。
今回は本のレビューをします!
紹介するのは尾形真理子さんの
『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』です。
尾形さんは博報堂のコピーライター。
あの有名なルミネのキャッチコピーを考えられている方です。
ルミネの看板ってモデルの女の子も可愛いし写真も綺麗だし電車を待つ時などについつい見ちゃいますよね。
そして特に印象的なのはコピー!!
そんな数々の傑作コピーがこの小説には散りばめられているんです✨
本自体は5つの短編からなる軽い読み物といった感じです。非常に読み易いですよ!
長く交際中の彼にマンネリを感じるネイリスト。
不倫に悩む美容好きOL。
9歳年下に片思いをしている35歳。
元彼の披露宴スピーチを頼まれた、化粧品会社に勤める女性。
平凡な自分から抜け出そうと自分の個性と向き合うアラサー女子。
出てくる登場人物が魅力的でありながらも全員どこにでもいるような女性。
タイプの違う5人5様な恋だけれど、みんなどこかしらに共感できるところがあると思います。
そんな彼女たちが悩みながらも前に進もうとする姿にはとても勇気づけられます。
どんな自分でも、どんな恋でも肯定してくれるようなそんな小説です。
看板で見覚えがあるかもしれませんが、小説に出てくるコピーを一部、出てくる女性ごとに紹介したいと思います。
長く交際中の彼にマンネリを感じるネイリスト
「あなたといたい、とひとりで平気、をいったりきたり。」
不倫に悩む美容好きOL
「悪い女ほど、清楚な服がよく似合う。」
「ちゃんと欲しがる女ほど、欲しがられる女になる。」
9歳年下に片思いをしている35歳
「可愛くなりたいって思うのは、ひとりぼっちじゃないってこと。」
「実らなかった恋にも、ちゃんと実ができている。」
元彼の披露宴スピーチを頼まれた化粧品会社に勤める女性
「ドレスコードは、花嫁未満の、わき役以上で。」
「男の子みたいだった女の子ほど、案外キレイになっていく。」
平凡な自分から抜け出そうと自分の個性と向き合うアラサー女子
「好きは、片思い。似合うは、両思い」
「あしたの服を悩むのは、あしたを夢みるからなんだ。」
どのコピーもとっても素敵ですよね!
中でも私のお気に入りは
「あなたといたい、とひとりで平気、をいったりきたり。」
「ちゃんと欲しがる女ほど、欲しがられる女になる。」
「好きは、片思い。似合うは、両思い。」
「あしたの服を悩むのは、あしたを夢みるからなんだ。」
「実らなかった恋にも、ちゃんと実ができている。」
頑張って厳選したつもりだったのに結局選びきれずに5個になってしまいました…笑
本当にどのコピーも好きなので^ ^❤️
でもなんやかんやタイトルの
「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」
が1番好きかもしれないです。
可愛い洋服を着た時に思い浮かべる顔って本人が自覚してなくても絶対好きな人の顔ですよね!
この本は全女性にオススメします!
ファッション美容に興味がある人や恋をしてる人はもちろん、そうじゃない人にも。
最初にも書きましたが、どんな自分でもどんな恋でも丸ごと肯定してくれるような小説です。
ぜひ読んでみてください♡
読書が苦手って方も読破できると思います!